年5日の有給休暇取得義務、パート・アルバイトへの正しい管理方法 - |

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年5日の有給休暇取得義務、パート・アルバイトへの正しい管理方法

2026.01.19 コラム

いつもご覧いただきありがとうございます。
社会保険労務士法人ワンステップです。

「年5日の有給休暇取得義務って、正社員だけ?」
「パートやアルバイトにも必要?」
このようなご相談は、和歌山の中小企業様から非常に多いテーマです。

結論から言うと、条件に当てはまれば
パート・アルバイトにも年5日の取得義務が発生します。

本記事では、
・対象者の判断
・会社がやるべき管理方法
・よくあるミスと対策
を、実務目線で分かりやすく解説します。


1.年5日の有給休暇取得義務とは?

年次有給休暇が一定日数付与される従業員に対して、
会社が年5日以上取得させることを義務づけた制度です。

対象者に対しては、
会社が「取得させる責任」を負う点がポイントです。

制度の概要は厚生労働省の案内でも確認できます。
厚生労働省「年次有給休暇の確実な取得(年5日取得義務)」
https://www.mhlw.go.jp/content/000463186.pdf


2.パート・アルバイトも対象になる?

結論として、
年5日の取得義務は、雇用形態ではなく付与日数で決まります。

次の条件に当てはまると対象になります。

・年次有給休暇が10日以上付与される人
・管理監督者であっても対象(例外ではない)

つまり、
パート・アルバイトでも
勤続年数や勤務日数によって10日以上付与される場合は対象です。


3.よくある誤解

現場で特に多い誤解は次のとおりです。

・正社員だけのルールだと思っている
・週3勤務だから対象外だと思っている
・本人が申請しない限り放置してよいと思っている
・退職予定だからカウントしなくてよいと思っている

年5日義務は
「本人が取らない」では済まされない点が重要です。


4.会社がやるべき管理方法(実務フロー)

パート・アルバイトも含めて確実に管理するには、
次の流れが一番安全です。

① 対象者を毎月または付与月ごとに抽出する

・有給付与日がいつか
・今年の付与日数が何日か
・年5日義務の対象か

を一覧で管理します。


② 年5日取得の進捗を見える化する

・取得済み日数
・残り必要日数
・期限(付与日から1年)

を管理簿で確認できる状態にします。


③ 取得が進まない人には計画的付与を検討する

繁忙期で有給が取りにくい職場では、
会社側が時季指定を行うことで未達を防げます。

ただし、
・本人の意見聴取
・時季指定の手順
は必ず踏みましょう。


④ 退職予定者は特に注意する

退職が近い人ほど、有給が残りやすいです。

・退職日までに5日取得できるか
・有給消化の希望があるか
・最終出勤日の調整が必要か

を早めに確認しておくとトラブル防止になります。


5.パート・アルバイト管理で起きやすい落とし穴

パート・アルバイトは勤務日数が一定でないことも多く、
次のミスが起きやすいです。

・付与日数の計算ミス(比例付与の誤り)
・有給管理簿が正社員だけになっている
・シフト作成側が有給残日数を把握していない
・取得状況が本人任せで放置されている

結果として、
「気づいたら年5日未達」になりやすいので要注意です。


6.違反するとどうなる?

年5日取得義務に違反した場合、
会社に対して罰則(30万円以下の罰金)が定められています。

また実務上は、
・労基署の是正勧告
・労務管理の信頼低下
につながりやすいため、早めの整備が重要です。


7.ワンステップに相談するメリット

**社会保険労務士法人ワンステップ(和歌山県和歌山市)**では、

・有給管理簿の整備(パート・アルバイト含む)
・付与日数の計算チェック
・年5日義務の運用ルール作成
・シフト制に合わせた時季指定の設計
など、実務に沿ったサポートを行っています。

社会保険労務士法人ワンステップ公式サイト
https://www.onestep-sr.jp/


8.まとめ

年5日の有給休暇取得義務は、
正社員だけでなく、条件に当てはまれば
パート・アルバイトにも適用されます。

未達を防ぐには、
・対象者の抽出
・取得状況の見える化
・計画的な取得促進
がポイントです。

「管理が追いつかない」
「シフト制で調整が難しい」
という企業様こそ、早めの仕組み化が重要です。

執筆者情報
社会保険労務士法人ワンステップ 代表社員 社会保険労務士 千田佳昭
保有資格社会保険労務士 行政書士
専門分野助成金申請サポート 人事労務サポート
一言当法人は2005年に創業し、その後2019年に社会保険労務士法人ワンステップへと法人化しました。創業から15年を超えても一貫して「人事労務の手続きサポート・助成金の積極提案」を主軸に取り組んできました。 人事労務のサポートを通じてより良い企業づくりと、それを通じた地域の発展を支援することが当法人の役割です。お客様のため、地域のために何ができるか日々研究し、実践しています。 お困り事があれば、まずはお電話やメール等でお気軽にお問い合わせください。
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