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定年後再雇用、給料はどこまで下げられる?「同一労働同一賃金」の注意点
いつもご覧いただきありがとうございます。
社会保険労務士法人ワンステップです。
定年後の再雇用制度を導入している会社では、
・給与はどこまで下げてもよいのか
・仕事内容が同じでも賃金は下げられるのか
・同一労働同一賃金との関係はどうなるのか
といった相談を受けることが増えています。
特に近年は、
定年後再雇用の賃金差が裁判になるケースも増えています。
今回は、中小企業が押さえておくべき実務ポイントを整理します。
1.まず確認しておくべき制度の基本 📌
高年齢者雇用安定法により、会社は原則として
・65歳までの雇用確保措置
を講じる必要があります。
具体的には次のいずれかです。
・定年の引き上げ
・定年制の廃止
・継続雇用制度(再雇用制度)
多くの企業では「再雇用制度」を採用しています。
制度の概要は厚生労働省の資料でも確認できます👇
👉 厚生労働省「高年齢者雇用安定法の概要」
https://www.mhlw.go.jp/content/11700000/001245647.pdf
2.給与はどこまで下げられる?
結論から言うと、
📌 「何%まで」という法律上の基準はありません。
ただし、自由に下げられるわけではなく、
・仕事内容
・責任の範囲
・配置
・労働時間
などを踏まえて
合理的な理由が必要になります。
例えば、
・責任が軽くなる
・管理職から一般職になる
・勤務時間が短くなる
といった場合は、
一定の賃金減額が認められるケースが多いです。
3.同一労働同一賃金の注意点
ここで重要になるのが
同一労働同一賃金の考え方です。
もし再雇用後も
・仕事内容がほぼ同じ
・責任範囲も同じ
・勤務時間も同じ
という場合、
📌 大幅な賃金差は不合理と判断される可能性があります。
実際の裁判でも、
仕事内容がほぼ同じにもかかわらず
大幅に賃金を下げていたケースで争いになっています。
4.よくあるトラブル例
中小企業で起きやすいケースです。
・一律で給与を大きく下げる
・仕事内容が変わらないのに大幅減額
・賃金の説明をしていない
・再雇用契約書を作っていない
📌 再雇用時には必ず労働条件を明確にすることが重要です。
5.会社が整えておくべきこと
定年後再雇用で重要なのは、
「説明できる賃金制度」を作ることです。
例えば
・再雇用時の賃金ルールの明確化
・職務内容や責任範囲の整理
・役割に応じた給与設計
・再雇用契約書の整備
制度を整えておくことで、
トラブルを未然に防ぐことができます。
6.ワンステップに相談するメリット
**社会保険労務士法人ワンステップ(和歌山県和歌山市)**では、
・定年後再雇用制度の設計
・賃金体系の見直し
・就業規則の整備
・高齢者雇用に関する助成金の活用
まで一貫してサポートしています。
社会保険労務士法人ワンステップ公式サイト
https://www.onestep-sr.jp/
7.まとめ
定年後再雇用の賃金設定では、
・仕事内容
・責任範囲
・合理的な説明
が重要になります。
📌 一律に給与を下げるのではなく、
職務内容に応じた制度設計が必要です。
制度を整えておくことで、
同一労働同一賃金のトラブルも防ぐことができます。







