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健康診断の費用は会社負担?受診しない従業員への対応は?
いつもご覧いただきありがとうございます。
社会保険労務士法人ワンステップです。
「健康診断の費用は会社が払うべき?」
「受診を拒否する従業員がいる場合はどうすればいい?」
健康診断は法律で定められた義務ですが、
実務では次のような疑問がよく出てきます。
・費用は会社負担なのか
・従業員が受診しない場合どうするか
・勤務時間扱いになるのか
本記事では、健康診断の基本ルールと実務対応を整理します。
1.健康診断は会社の義務
労働安全衛生法では、会社に対して
従業員へ健康診断を実施する義務が定められています。
具体的には次の2つです。
・雇入時健康診断
・定期健康診断(年1回)
📌 従業員が常時使用される労働者である場合、会社は実施しなければなりません。
制度の概要は厚生労働省の案内でも確認できます。
👉 厚生労働省「定期健康診断」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000161103.html
2.健康診断の費用は会社負担?
結論として、
法律で義務付けられている健康診断の費用は会社負担が原則です。
理由は、
健康診断は会社の義務として実施するものだからです。
一般的に会社負担となるもの
・定期健康診断
・雇入時健康診断
・深夜業従事者の健康診断
一方で次のような場合は、会社負担でないケースもあります。
・人間ドックなど任意の検査
・従業員が追加で希望する検査
👉 法定項目かどうかが判断のポイントです。
3.受診時間は勤務時間になる?
ここは誤解が多い部分です。
健康診断を受ける時間は
法律上必ずしも勤務時間扱いとはされていません。
ただし実務では、
・会社が指定した時間に受診させる
・業務の一環として受診させる
場合が多いため、
📌 勤務時間扱いにする企業が一般的です。
トラブル防止のため、就業規則などでルールを決めておくことが望ましいでしょう。
4.受診しない従業員がいる場合
健康診断は、会社だけでなく
従業員にも受診義務があります。
そのため、
・忙しい
・面倒
・健康だから必要ない
といった理由で拒否することは認められていません。
5.受診しない場合の対応
従業員が受診しない場合は、次の順序で対応します。
① まずは受診の案内
・受診日程の再案内
・別日受診の提案
② 文書で通知
それでも受診しない場合は、
・健康診断受診の必要性
・会社の義務であること
を文書で通知します。
③ 指導・懲戒の可能性
正当な理由なく受診しない場合、
・指導
・懲戒の対象
になる可能性があります。
📌 健康診断の拒否は、会社の安全配慮義務にも影響します。
6.会社が整えておくべきこと
健康診断のトラブルを防ぐため、次の点を整備しておきましょう。
・就業規則への健康診断規定
・受診ルールの明確化
・受診記録の管理
・未受診者への対応フロー
👉 ルールを決めておくことで対応がスムーズになります。
7.ワンステップに相談するメリット
**社会保険労務士法人ワンステップ(和歌山県和歌山市)**では、
・健康診断に関する労務ルール整備
・就業規則の見直し
・未受診者対応の仕組みづくり
・労務トラブルの予防
など、中小企業の実務に合わせたサポートを行っています。
👉 社会保険労務士法人ワンステップ公式サイト
https://www.onestep-sr.jp/
8.まとめ
健康診断について押さえておきたいポイントは次のとおりです。
・法定健康診断の費用は会社負担が原則
・受診は従業員の義務でもある
・拒否する場合は指導の対象になる可能性あり
・会社は受診管理を行う必要がある
📌 健康診断は「会社と従業員双方の義務」です。
ルールを明確にしておくことで、労務トラブルを防ぐことができます。







