派遣社員を受け入れる際の注意点 -

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派遣社員を受け入れる際の注意点

2026.05.25 コラム

派遣法で定められた会社(派遣先)の義務とは?【中小企業向け】

いつもご覧いただきありがとうございます。
社会保険労務士法人ワンステップです。

「派遣会社に任せているから大丈夫」
「派遣社員の管理は派遣元の仕事では?」

このように考えている企業も少なくありません。
しかし実際には、
👉 派遣社員を“受け入れる会社(派遣先)”にも多くの義務があります。

対応を誤ると、

・労働局指導
・派遣法違反
・直接雇用申込み義務
・労務トラブル

につながる可能性があります。

本記事では、
派遣社員を受け入れる際に、派遣先企業が注意すべきポイントを整理します。


1.派遣社員でも「受入企業の責任」がある

まず重要なのは、
📌 派遣社員は“他社雇用”でも、現場管理は派遣先責任が大きいという点です。

例えば、

・労働時間管理
・ハラスメント防止
・安全配慮
・指揮命令

などは、派遣先企業が関わります。

そのため、
「派遣会社任せ」は非常に危険です。


2.派遣先企業に課される主な義務

派遣法では、派遣先企業にもさまざまな義務があります。


① 派遣契約を守る義務

まず、契約外業務をさせることはできません。

例えば、

・事務職契約なのに営業をさせる
・軽作業契約なのに運転業務をさせる

などは問題になります。

👉 「少しくらい」は危険です。


② 労働時間の適正管理

さらに、派遣社員の残業管理も重要です。

派遣先が勝手に残業指示を出すと、
派遣契約違反になるケースがあります。

📌 派遣元との36協定範囲も関係します。


③ ハラスメント防止措置

一方で、近年特に重要視されているのがハラスメント対応です。

派遣社員に対しても、

・パワハラ
・セクハラ
・マタハラ

防止措置が必要です。

👉 「自社社員ではない」は通用しません。


④ 安全配慮義務

また、労災防止や安全管理も派遣先責任があります。

・危険作業
・安全教育不足
・長時間労働

などは、派遣先が問われる可能性があります。


3.「3年ルール」にも注意

派遣法では、原則として
👉 同じ部署で3年を超えて派遣受入できない
というルールがあります。

そのため、

・部署変更
・直接雇用
・派遣終了

などの検討が必要になります。

📌 「気づいたら3年超え」は危険です。


4.派遣先で特に多い違反例

実務上よくあるケースです。

・契約外業務をさせている
・残業管理が曖昧
・指揮命令者を決めていない
・派遣と直接雇用が混在している
・派遣期間管理をしていない

このように、
👉 “現場任せ運用”が違反原因になることが多いです。


5.派遣先管理台帳は必須

派遣先企業は、
📌 派遣先管理台帳の作成・保存義務があります。

具体的には、

・就業場所
・業務内容
・派遣期間
・苦情処理状況
・教育訓練状況

などを記録します。

👉 「派遣会社が持っているから不要」は誤りです。


6.同一労働同一賃金にも注意

現在は、派遣社員についても
👉 不合理な待遇差への配慮が求められています。

特に、

・食堂
・休憩室
・更衣室

などの福利厚生利用は重要ポイントです。


7.会社が整えておくべきこと

派遣社員受入時は、次を整備しましょう。

・派遣契約内容確認
・指揮命令者設定
・派遣期間管理
・ハラスメント対応
・派遣先管理台帳

📌 「誰が管理するか」を明確にすることが重要です。


8.制度の基本は厚生労働省でも確認可能

派遣労働や派遣先企業の義務については、厚生労働省でも情報発信されています👇

👉 厚生労働省「派遣労働者の同一労働同一賃金について」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000077386_00001.html

また、派遣事業全般の制度概要や運営ルールについても、厚生労働省で公開されています👇

👉 厚生労働省「労働者派遣事業関係業務取扱要領」
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/koyou/haken-shoukai/hakenyouryou_00003.html


9.ワンステップに相談するメリット

**社会保険労務士法人ワンステップ(和歌山県和歌山市)**では、

・派遣受入体制チェック
・派遣法リスク確認
・就業規則整備
・労務トラブル予防

など、中小企業向けに実務支援を行っています。

👉 社会保険労務士法人ワンステップ公式サイト
https://www.onestep-sr.jp/


10.まとめ

派遣社員を受け入れる際は、

・派遣先企業にも法的義務がある
・契約外業務はNG
・労働時間管理も重要
・3年ルール管理が必要

👉 「派遣会社任せ」にしないことが最大のポイントです。

そのため、受入前にルールと管理体制を整えておくことが重要になります。

執筆者情報
社会保険労務士法人ワンステップ 代表社員 社会保険労務士 千田佳昭
保有資格社会保険労務士 行政書士
専門分野助成金申請サポート 人事労務サポート
一言当法人は2005年に創業し、その後2019年に社会保険労務士法人ワンステップへと法人化しました。創業から15年を超えても一貫して「人事労務の手続きサポート・助成金の積極提案」を主軸に取り組んできました。 人事労務のサポートを通じてより良い企業づくりと、それを通じた地域の発展を支援することが当法人の役割です。お客様のため、地域のために何ができるか日々研究し、実践しています。 お困り事があれば、まずはお電話やメール等でお気軽にお問い合わせください。
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